
本市東部の秋津地域の中央を流れる「鶯川」は、昔は豊かな水を湛え、緑あふれる空間を呈していました。
しかしながら、地域の洪水解消のために熊本市が計画した河川改修案では三方がコンクリート擁壁で囲まれ、まるで大きな用・排水路に変わろうとしていました。
一度壊した自然は二度と元には戻らないと考え、鶯川改修に私たち地元の意見を取り入れてもらうために秋津校区まちづくり委員会を発足させ、以来10年間余に
わたって市と地元の間で協議を重ね、やっと思うとおりの魅力あふれる親水空間を作り上げることができました。
また、一方、鶯川の再生をきっかけとして、地元の皆さん方の思いが一つになり、鶯川再生いきいきボランティアが発足し、「自分たちで出来ることは自分たちでやる。」という理念のもと、様々な分科会が立ち上がり、これからは自分たちの鶯川として大切に守り育てていくことになりました。
![]() |
![]() |
花菖蒲が咲く鶯川(6月) |
図重富団地地域の方々と花菖蒲を植栽(5月) |
私は、地域の問題は、行政に頼るだけではいけないと考えています。
しかしながら、地域だけで整備に要する事業費を賄うことは不可能であるなど、地域だけでは解決が難しいところがあります。
今、「市民協働」時代といわれています。やはり住民と行政が知恵と力を出しあい、役割を分担しながら一緒に取り組んでいくことが大切であり、しかも計画の初期の段階から一緒に考えていくことが必要ではないでしょうか。
このような役割分担によって、地元にとっても自分たちのものであるという愛着がわき、その後の維持管理は自分たちのボランティアで、という機運が高まっていくものと考えています。
![]() |
![]() |
「横井小楠の諸国道程を歩こう」出発式 |
秋津3丁目公園の「健康パスポート」の看板 |
![]() |
|
「健康パスポート」秋津公民館と藤山事務所で100円で配布 |
|
平成11年、ワークショップ方式によって待望の公園が完成しました。
私は、公園として利用するだけではもったいない、施設の特徴を生かした新たな活用も大切であると考え、公園内の周回路を活用して、ここをジョギングで廻った回数を横井小楠先生と縁が深い福井市・名古屋市・東京都などへの距離に換算し、これを競い合う新しい健康増進法を考えました。
廻った回数を記録していく横井小楠の道程を歩こう「健康パスポート」は秋津公民館や藤山事務所でも実費(100円)でお配りしていますので、皆さんこぞって楽しみながら新しい健康法にチャレンジされてはいかがでしょうか。